SNS最盛期と言われている今、ホームぺージを作らなくてもSNSだけやってたらいいよね?と思っている方が多くいらっしゃいます。
特に個人や小規模でお仕事をされている方にとっては必要のないものかもしれません。
ただ、SNSとホームページが持つ役割は全く違うので、 その役割の違いを理解した上で「ホームページが必要かどうか?」という判断をしていただきたいなと思っています。
SNSとホームページは全く別物!
ホームページって必要ですか?
WEB関連のお仕事をしていて本当によくこのご質問をいただきます。
一概には言えないんですけど・・・
というのがお決まりの答えになってきつつあります(笑)。
なぜそんな風にしか答えられないのかと言うと、SNSとホームページが持つ役割が全く違うからです。
その役割の違いを理解した上で「ホームページが必要かどうか?」という判断をしていただきたいなと思っています。
個人的な意見を言うと・・・
SNSとホームページ、両方あれば「最強」です!
最強だと思う理由を下に挙げます。
- タダ(無料)ほど怖いものはない!
- 広告収入は捨てたもんじゃない!
- やっぱり検索エンジンからのアクセスは大事
- お客さんの立場になると両方から情報を得たい
- コミュニケーションが大事
それぞれ詳しく解説していきますね♪
SNSのメリット
情報が拡散されやすい
自分がフォローしていない人の投稿も気軽に見ることができるので、1つのSNSでたくさんの情報を得ることができます。
例えば、ファッションだったり、ネイルだったり、料理のレシピだったり、掃除の方法だったり。
そして、いわゆる”バズる”と情報が瞬く間に拡散され、多くの人に見てもらえる状況になります。
コミュニケーションが取りやすい
twitterのリツイート機能や、Instagramやfacebookのコメント欄を通して、相手とのコミュニケーションが取りやすいです。
やり取りをすることによって信頼感や安心感を強めることができます。
実際にInstagramのDMで直接やり取りをしたショップさんにはすごく親近感を持ちましたし、その後なんの躊躇もなく商品を購入した経験があります♪
無料で商品の宣伝ができる
商品を投稿すること自体が宣伝になるので、無形であれ有形であれ、無料で宣伝ができるメリットは甚大です。
SNSが発達していない時は商品を宣伝するために莫大な広告費をかける必要があったので、とっても有難いですよね。
SNSのデメリット
タダ(無料)で利用できる
SNSは無料でサービスを利用することができます。
これは最大のメリットであり、最大のデメリットでもあります。
何がデメリットかというと”無料”のサービスは終わりが来るかもしれないという点です。
サービスが終了してしまったら、これまで積み上げてきたものがゼロになります。
でも、仕方がないのです。
無料でサービスを利用していたのですから文句は言えない、これが実情です。
また、誰もが発信できるので信頼感と安心感に欠けます。
文章テクニックが必要
SNSには文字数制限があるので、制限された中で伝えたいことを的確に伝える必要が出てきます。
文章はただダラダラと書いたら良いというわけではありませんが、決められた文字数の中で的確に伝えていくためにはやはりある程度の文章テクニックが必要になります。
定期的な発信が必要
ホームページやブログに比べると、より定期的に発信をしなくてはいけません。
長い間発信を怠ると信用がなくなり、SNSだけで商品を販売している方にとっては商品が売れなくなる可能性があります。
情報が埋もれてしまう
SNSは時系列で投稿が並ぶので過去の投稿は下へ下へと追いやられ、投稿が増えれば増えるほど情報が埋もれてしまいます。
過去の投稿を調べようとすると投稿が多いほど探すのが大変で時間もかかりますよね。
ということは、過去にどんなに素晴らしい投稿をしていても読まれていない、そして今後も読まれることがないかもしれません。
ホームページのメリット
生涯の資産になる
独自ドメインで運営しているホームページは、手放さない限り生涯の資産になります。
適切な形で長年運営しているとドメインのパワーも強くなり、ページが増えれば増えるほどアクセス数も比例して伸びていきます。
アクセス数が増えると単純に見込み客が増えます。
信頼感がある
会社であれば会社概要、個人であればプロフィールなどが掲載されており、どこの誰か?ということを知ることができるので信頼度が高くなるという傾向があります。
欲しい情報にたどり着きやすい
最近では会社や企業のホームページでもブログとしての機能を合わせ持っているところが多いです。
内容ごとにカテゴリー分けされていたり、検索機能が充実しているので、欲しい情報にたどり着きやすくなっています。
検索エンジンからのアクセスがある
人は悩みや疑問、知りたいことがあると、まずは検索して情報を得ようとします。
SNSにも検索機能はあるのですが、自分が探している情報以外のものも数多く表示されるので、求めている答えが見つかりにくいです。
SNSをやっている人もやっていない人も検索エンジンを使うので、検索エンジンのトップに表示されるようになると膨大なアクセスが見込めます。
特に時事ネタ、芸能ネタなどのタイムリーな記事、テレビで放映された人物やショップなどのアクセス数はサーバーがダウンするかも?というくらい脅威の数になる可能性を秘めています。
多くの情報を伝えることができる
SNSでは文字数制限がありますが、ホームページでは文字数制限がありません。
そのため多くの情報を伝えることができます。
また、WEBサイトの訪問者に次にとってほしい行動の導線を比較的簡単に作ることができます。
例えば、もっと他の記事を読んでほしい場合には、おすすめ記事のリンクをいくつか貼る、
商品を購入してほしい場合には、商品が購入できるページに誘導するなど。
広告収入は"有難い"
広告収入はメリットしかありません。
広告を導入する際の審査が厳しいとも言われていますが、基本のことさえ出来ていれば決して難しくないです。
物販に比べると広告収入は安い傾向にありますが、それでも塵も積もれば山となるのでバカにはできません。
せっかくホームページを作成したなら広告導入まで頑張ってもらいたいなと思います。
ホームページのデメリット
費用がかかる
ホームページを運営するには、ドメインとレンタルサーバーが必要です。
自分で一からホームページを作る場合、条件によって異なりますが、ドメインは1年で1300円~、レンタルサーバーは月に500円~程度かかります。
制作会社に依頼する場合、10万円~35万円ほど高額な費用がかかります。
SEO対策込みやページ数が多いと50万、60万とかかってしまう場合もあります。
時間がかかる
ホームページを作成する場合、ドメイン取得、レンタルサーバーの契約、ページの作成・・・と、ある程度の日数がかかります。
認識されないと全てが水の泡
時間と費用をかけて作成したホームページなのに、アクセスがなければ存在自体がないものになってしまう可能性があります。
GoogleやYahooなどの検索エンジンに認識されるためには、SEO対策をしながら日々の更新を続けていく努力が必要です。
コミュニーケーションが取りにくい
お問い合わせ欄やコメント欄が設置してあるホームページが多いので、コミュニケーションを取ろうと思ったら取れるのですが、SNSと比べると活発ではありません。
SNS×ホームページで購入までの導線を作る
SNSとホームページのメリット&デメリットを見ていくと、SNSのデメリットはホームページで補うことができるし、ホームページのデメリットはSNSで補うことができるしというような、不足分をお互い補い合える関係なんですよね。
そして、もうひとつ面白い現象があります!
ユーザーがInstagramで製品やサービスを見た後にとった行動としては、46%がオンラインで商品を購入。79%が詳しい情報を調べた、65%がブランドのWebサイトやアプリにアクセスしたと答えている。
Instagramは“発見”から“購入検討”のプラットフォームへ
Instagramを見た後の行動ってまさにそうなんです!
ホームページがあったらさらに詳しい情報を知りたいし、ホームページがなければ本当に信頼ができる人なのか?お店なのか?口コミも見たくなります。
その逆もあります。
ホームページを見たら、Instagramはやっていないかな?と気になります。
やっていたらもちろん見に行きます。
つまり、人々が商品を購入するまでの流れは下記の通りです。
- SNSで気になる商品やサービスを発見する
- 見つけた商品やサービスについて検索する
- ホームページやアプリにアクセスする
- SNSまたはホームページで商品やサービスを購入する
私はいつもお客様に
「ホームページは24時間働いてくれる営業マンであり、大切なビジネスパートナー」
と言っているのですが、
営業マンであるホームページの存在が”興味”の後押しをしてくれるので、購買につなりがりやすくなるのです。
SNSで集客して商品やサービスに興味を持ってもらい、自社のホームページで販売する。
これが、一番の理想で、完成形だと思っています。
そして、この理想は誰でも作ることができます。
まとめ
以上のことから、SNS×ホームページ=最強!の組み合わせなので、両方のメリットを活かして、可能であるならばSNSもホームページも運営していただけたらなと思っています。
ただ、両方作りました!では終わらないでください。
作った後の方が大事で、SNSもホームページも時間をかけて育てていく必要があります。
また、お客様にスムーズに購入していただけるような分かりやすい導線を作ることも大切です。
今、あなたにとって何が必要ですか?
もしくは、何が足りていませんか?
そんなことを考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです♪